IT技術が進化する中、最近よく耳にするのがARという技術。「仮想現実」とも言われるVRと似ていますが、ARは「拡張現実」と呼ばれており、実在の画像や映像にバーチャルの視覚情報を合成することで仮想空間を生み出す技術です。
ARの技術を使ったスマホ向けアプリでよく知られているのが「ポケモンGO」です。実在の世界にポケモンたちが現れたような感覚になり、画面だけで完結するゲームとは違った面白さがあると話題になりました。また、スウェーデン発の家具販売の大手であるイケア(IKEA)がリリースした「IKEAアプリ」では、画面に映した実在の部屋に原寸大の家具が現れるようなAR技術を搭載。家具置いた時のイメージが湧きやすいだけでなく、サイズが確認できるのもこのアプリの特徴です。
また最近では、Googleで動物の名前を検索するとその動物を呼び出せるという機能が話題になりました。例えば「猫」と検索すれば猫がそこにいるかのように表示される技術です。これもAR技術が利用されており、GoogleではARを活用した技術開発にさらに取り組んでいるようです。
AR技術が広がりを見せる中で今後需要が高まってくるのが、それらを開発するARエンジニアの存在です。ARは、VRと同じくUnityやUnreal Engineとった専門ツールで開発されています。ARエンジニアとして活躍したいのなら、これら開発ツールの経験・スキルを積むことが大切です。さらに、それらに付随するプログラミング言語を習得しておくことでARエンジニアとして幅広く活躍することができるでしょう。