開発でエンジニアに求められるスキル

VRの開発に携わるエンジニアには、主流なプログラミング言語のスキルが要求されます。プログラミング言語には多種多彩ありますが、最前線で使われているものは比較的少数です。また、一般的なシステム開発などに使われる言語や手法とは、微妙に違います。ベテランだからと、VRで用いられる主要な言語が使えるとは限りません。他分野からVR分野に転身するには、主流のプログラミング言語を学ぶ必要があるものの、同じVRでも企業ごとにベースの言語が異なるため注意しなければいけません。

論理的な思考力も、エンジニアに求められるスキルの1つです。どこに問題点が存在するのか、どういった対策を講じれば具体的に問題解決できるかなど、プログラミング以外に物事を深く考える素養が欠かせません。実際のモノづくりとは対照的に、VRのシステムやコンテンツは肉眼で直接見ることはできません。開発過程で予期せぬエラーやトラブルが起きたとき、1つ1つ丁寧に問題点を洗い出します。断片的な情報から原因特定を図り、確度の高い解決法を見出すスキルが必須です。

VRは最新のトレンドとも言える分野であり、エンジニアとしての腕前や論理的思考力のほか、好奇心や流行に敏感な姿勢も求められます。若い世代がどんなことに関心を示しているか、世間の女性ユーザーに受ける仕様はどんなものかなど、トレンドを敏感にキャッチし、それをVRの世界に落とし込むスキルが求められるのです。このように、VRの開発に携わるエンジニアは、さまざまなスキルが求められます。

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